2006.6.25 sun
毎年6月の23日。沖縄では「慰霊の日」です。
この週末、mofgmonaなりの慰霊の日企画で、キャンドルの灯りと4人の写真家によるスライドショーを上映していました。
比嘉 航
宮崎 典子
山城 穂積
光嶋 香
僕は霊を信じていません。だから、正直に言うと、慰霊はピンとこないところがある。
でも「慰霊の日」はとても大事。
どうしていいのか。
そのかわり、想う。考える。
もしよろしければ、あなたも。
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2006.6.18 sun
kama ainaのライブがmofgmonaでありました。
心躍る。
様々な音が飛び交い、いろんなシーンを見せてくれるkama
ainaのライブ。
でもよく見ると、その中心には一人の人間がいて、その人は「音」というおもちゃと戯れて遊ぶ子供みたい。
これが決してひとりだけのものにならないのが、青柳拓次さんのほんとにすごいところだと思った。
俺も一緒に遊ばせてくれー、と、思った。
楽しそう。
青柳さんにあわせて、mofgmonaスタッフ特製のベジタリアンカリーが用意されました。激うま。
ライブの余韻覚めやらぬ中、始まったのは。
何を見てんの。
クロアチア戦。
みんなで見ましたが、結果は…。
うーん。やばいね。
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2006.6.17 sat
朝起きてみたら(まあ昼だけど)、食卓がなんかすごいことに。
おお。
うちに宿泊中のタミーさんと青柳さんが、朝ごはんを作ってくれていました。
お二人はベジタリアンです。なので、ベジメニューなのです。が、うまいんだなあ。
あんまりうまいので、もうベジタリアンになろうかと思うくらい。
それもそのはず。タミーさんは、そのあたりの本を出すかもしれません。乞うご期待!
どうもありがとう。ごちそうさま。
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2006.6.16 fri
朗読イベント「お茶と本と音楽と。」がカワラヤで行なわれました。
青柳拓次さん。
日曜日のkama ainaライブのために早めに来沖していた青柳さんお迎えして。
たくさんのお客さんが朗読に参加してくれました。ほんとに良かった。
朗読する人たちの個性は様々。うまいへたではないなと思いました。
その言葉がその人にとって大切で、それをその人が声に出して読む。ただそれだけで、なんか素晴らしいのです。
青柳さんの朗読や演奏は、なんだかやはり別格。
またやろうと思う。
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2006.6.15 thu
やんばるの高江に住む森岡尚子さんのところに行ってきました。
近くの川。
尚子さんの手作りの家の縁側に座る。滝の音が遠くに聞こえる。虫や鳥の声が聞こえる。こどもがなんか言ってる。
「静か」ってこういうことだったと思い出しました。
おいしいものが出てくる。川に連れてってくれる。
帰ってきてこどもに絵本読んだら、ひとり寝た。
おじゃましました。
高江がいつまでも静かで幸せな場所でありますように。
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2006.6.11 sun
花が。
ゼリーみたい。
mofgmonaの窓の外に吊るしてあるワイヤープランツに花が咲いていました。
初めて見た。小さな花です。…なんかものすごく可愛らしい花ですね。透明感のある肉厚の花弁。もしやこれは実ではないかと思うくらい。
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2006.6.8 mon
東京カフェマニアというカフェ好きにはとても有名なサイトを運営していらっしゃる川口葉子さんが、今度本を出すらしい。そしてなんとその本の取材でmofgmonaに川口さんがいらっしゃいました。
川口さんのカメラと手帳。
マイペースでどこかのんびりしたムードも漂っているけど、取材に夢中な川口さんはとても熱心。
こちらの話しも丁寧にじっくりと聞いてくださいました。
この人はほんとにカフェが好きなんだなと思いましたよ。
本が楽しみです。
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2006.6.7 wed
mofgmonaでは今日から、「mimibuu絵本展」が始まります。
mimibuu絵本。
原画も素敵です。
主催のレンズ豆工房さんは若いのにとてもしっかりしたユニットです。これからきっとこのmimibuuはもっと広く世の中の人に観てもらえるようになるに違いないと思います。
楽しみ。
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2006.6.6 tue
定休日。
彼女とナガツミくんと一緒に、東海岸をちょっとドライブ。
天気は良くはなかったけど、久しぶりにどこへともなくドライブ。
海中道路の途中。
彼女がいつのまにかにつくっていたランチを海中道路のパーキングエリアで広げる。
と、どこからかご婦人がやってきてお話しする。ご婦人は海中道路で本島とつながっている平安座島(へんざじま)から来ているそうだ。昔の沖縄の話しをたくさん聞かせてくれた。
と、こんどは定年するかしないかの年齢に見える紳士が話しかけてきた。この紳士も平安座島に住んでいるという。県外から、平安座島に一人で引っ越してきて悠々自適な生活をされているらしい。この紳士は、ナガツミくんのことを一人で沖縄に来ているという情報だけでずっとフリーターだと思っていたようだ。…おじさん。この人すごい人なんです。と言いたかったけど、とりあえずそのままにしておいた。
まただ。と思った。ナガヅミくんは、人と出会う。と思った。
宮城島。
風車。
つまりこうだ。
ちょっと安い。まわりには畑しかない。小さな看板を頼りにたどり着いてしまった。
帰りには、沖縄市にある中の湯(って知ってますか?)という銭湯に行ってきた。床にペタッと座り込んで体を洗うおじいちゃんなんかと一緒に黙ってお風呂に入った。
湯上りでまだまだ明るい曇り空を自動販売機で買った缶ジュースを飲みながら眺めると、10年くらいかけて何かをやり遂げたような、無意味で不思議な充実感。僕はもうずいぶん長く沖縄にいるんだなと思った。
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2006.6.4 sun
おばあからニラをいただいた。
畑で採れたそうだ。とてもよい香り。
家に持って帰って、ニラをたっぷり入れた味噌汁をつくった。
うまかった。
ありがとう。おばあ。いつも。
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2006.6.2 fri
今夜はmofgmonaで、シークレットスペシャルゲリラライブ(長いな)がありましたよ。
ナガツミくん、ダイホくん、ターケーさん。
あんまりmofgmonaにお客さんが入ってなかったのが残念ですが、来ていた皆さんはとてもラッキーだったと思います。
ライブは言わずもがなの素敵さでした。
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2006.6.1 thu
玉城村の海辺でとても素敵な洋服&雑貨屋さんをされているテルさんに南部の案内をしていだだきました。
連れて行ってもらったのは、沖縄に住んで10年以上になる僕らも知らないほんとに地元の人しかしらないようなウタキとか城跡それに湧水など。
沖縄の自然や祖先を崇拝する文化に触れると、なぜだか、ほっと安心するような気持ちになります。
気持ちの「こり」が取れるような案内をどうもありがとう。
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2006.5.31 wed
ナガツミくんが、mofgmonaを手伝ってくれました。
馴染んでます。
こういう経験は初めてと言っていたけど、なかなか良い動きです。スタッフも本気で指導…。うーん、なんかいいかも。
しかし、ハナレグミやohana好きのお客さんはびっくりしただろうな。
ナガツミくん!ぜひまたお願いします!
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2006.5.30 tue
定休日。
妊娠のため去り行くスタッフと新しく入ったスタッフの歓送迎会をしました。
ともさん、お疲れさま。
とても楽しい会でした。おいしいものもいっぱい食べて、歌もうたって、隣の部屋の人から苦情がきました。ごめんなさい。
こんな感じ。
はしゃぎすぎでした…。
スタッフの皆さん、これからもどうぞよろしく。
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2006.5.28 sun
バースデーケーキの注文が、今日は2つありました。
おめでとう。
季節の果物とカスタードのタルト。
こちらもおめでとう。
ベイクドチーズケーキ。
誕生日おめでとう。
そしてmofgmonaのケーキを食べてくれてありがとう。僕が言うのもなんですが、mofgmonaの手作りケーキはほんとにおいしいです。しかもどんどんおいしくなっていってます。
ああ、食べたい。
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2006.5.25 thu
雑誌cafe sweetsの方が取材にみえました。
この雑誌は、飲食店向けの雑誌で、mofgmonaオープンの準備をしているときにもずいぶん参考にさせていただいていたので、今、mofgmonaが取材を受けることが、光栄を通り越してなんだかとても不思議な気持ちです。
取材を受けたのは「オープン〇年目!」というコーナーで(mofgmonaは「オープン4年目!」ってことです)、改めて振り返ってみると、やっぱり僕らのやり方は、特殊で、なんていうかこのやり方を「成功」しようとしている人には薦められない気がするのです。そんなわけで、やっぱり、多分多くの人には参考にならないであろう記事になっているのではという気がします。
でも、最近思うのは、もしかしたら同じような気持ちで飲食店をやろうとしている同世代の人たちが全国にはたくさんいるのかもしれないなということです。そういう人たちには、何某かのケーススタディは提供できるのかもしれないと思います。
良くも、悪くもね。
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2006.5.20 sun
mofgmona no zakkaでも取り扱わせていただいているガラス作家の日月ことよなはらみよさんが、なんだかすごい人たちを連れてきました。雑貨、フードスタイリストの伊藤まさこさんと娘さんの胡春ちゃん(この子も有名なんです)、それに雑誌LEEの副編集長さんも一緒でした。
そんなわけで、7月発売のLEEにmofgmona no
zakkaちょっとだけ登場するみたい。
それにしても、素敵な人たちでした。
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2006.5.18 thu
ohanaのプライベートパーティースタイルのライブがありました。
ohanaの3人。
ソファに座ってライブです。
なんだか誰かの家でくつろいでるみたいですが、れっきとしたライブ中です。最高の雰囲気です。
このライブは終始パーティーのスタイルで、いつも誰かが歌ってるし、その間に料理を食べたりお酒を飲んだり、とても自由な雰囲気のライブでした。
料理もいい感じです。
サポートはCINEMA dub MONKの3人。大穂くんとガンジーさんのかっこよすぎる即興。石川くんのスライドはオオヤさんの演奏とマッチして気持ちの良い世界に連れて行ってくれます。
そしてなんと東京からゲスト(というかパーティーに参加しにきてくれた?)の高野寛さん!
いやー。贅沢すぎます。
ゲスト!
結局、7時間近く、いつも誰かが歌ってる状態。
でもこの日の隠れた主役は実はナガヅミくんのお母さん。母を大事にするナガヅミくんの姿勢に、またファンが増えそうです。ていうか、お母さんのサービス精神ナガヅミくん以上です。この親にしてこの子あり。
昨日のリハ中にできたらしい、mofgmonaのうた。
「♪いい風が んー吹いてる いい顔が んー待ってる mofgmona mofgmona…」
ほんとにありがとう!感動しました。
mofgmonaスタッフも、全力で働いて全力で楽しみました。どうもありがとう!
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2006.5.17 wed
本日は、明日のohanaパーティーを前に料理の仕込み&ohanaリハーサルがありました。
ohanaのちょっとトロピカルなイメージにあわせて、沖縄の食材もふんだんに取り入れ、試行錯誤しながらオリジナリティーあるmofgmonaらしい料理に挑戦しました。
でもね、なんといってもナガヅミくん自身によるタンドリーチキンや、郁子ちゃんのつくったピザがやっぱりみんな喜ぶのでしょう。みんなキッチンに入って手伝ってくれました。オオヤくんはリハを通り越してずっと歌ってるし。なんだかmofgmonaの歌もつくってくれたようです。
明日の本番が楽しみです。
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2006.5.15 mon
前島アートセンターにあるCINEMA dub MONKSのアトリエに行ってきました。
mofgmonaのカワラヤで今後やろうとしている曽我大穂さんのワークショップの打ち合わせ。
なんと僕が生徒代わりになって、試しにワークショップをやってみるということまでやってきました。
大穂くん。すごいよ。あなたは。なんかもう音楽作れる気になってきたもん。冗談抜きで。
これからは僕はずっとブルースハープを持ち歩いてると思います。
もうすぐ、この企画は実現すると思います。お楽しみに。
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2006.5.13 sat
カワラヤにてハシケンさんのライブがありました。
うたう。
早めに昨日来てくれたのですが、カワラヤを気に入ってくれて、ずーっと畳の上や縁側や庭でうたってました。
ほんとに自然体の、肩に力が入らないすごい人。なんかじっと見られると子供に見つめられたときみたいな隠し事のできない気持ちになります。で、うたうとほんとに格好いい。
拍手。
そりゃお客さんも集まります。
ライブも最高でした。奄美観光大使に就任したハシケンさんは、奄美の良いところもいっぱい話してくれましたよ。
雨が心配でしたが、大丈夫でした。ライブが終わる頃には満月も出てきました。
炭火焼のひょうたん、アジアンカリーも売り切れごめんの盛況でしたね。
ああ。ひょうたんはなんとか食べれたけど、アジアンカリーも食べたかったです。
そういえば。
この間のモフモナ日誌で、「妄想ドライブ」について書いてましたが、ハシケンさんはツアー中にいろんなことを考えることができるんだそうです。うたもそんな中で生まれてくることがあるそうです。
なるほどね。旅ですよ。
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2006.5.8 mon
沖縄国際大学の写真部写真展が終了しました。ゴールデンウィークもかさなっていたこともあり、たくさんの方にみていただけたと思います。
言葉じゃない部分で自分を表現する。写真だったり、音楽だったり、絵画だったり、小説だったり(言葉じゃない部分が「書ける」と思うのです)、…もしかしたらお店だったり。
なぜか人はそういうものに興味を示し、うまくいくと、癒されたり、楽しい気持ちになったり、がんばれたりします。
誰かの表現が自分に伝わってくるときに本当に重要なのは、上手い下手ではないですよね。まずは、そこに滲み出ちゃってるその人の存在が気になるかならないかだと思うんです。
若い写真家の表現を見たときに、あなたはいったい何を思いましたか。
ちなみに僕は、バスを待つことができる人間になりたいと思いました。
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2006.5.3 wed
憲法記念日。
気持ちよく。過ごす毎日。忙しく。過ごす毎日。
目の前のことが大事。それを大切に生きる。仕事をして、ご飯を作って、部屋を掃除して、友達と会って、ライブを楽しんで、家族に電話して、彼女の頭を撫でて、お茶を飲む。
そういうことが、一番大事。ほんとに。誰がなんと言おうと。
「土台」を見る。今自分が生きている場所の根元を見る。その「土台」は過去の誰かがいい感じに作っておいてくれたものだ。
大丈夫かな…。ぐらついてないかな。
大丈夫なら、また視線を目の前に戻して一番大事な時間を生きる。
やばいなら、何か手を考える。一番大事な時間を守るために。
そういう日なのか。憲法記念日よ。
そうだな。憲法9条について考える。こんにちは。社会派カフェ、mofgmonaです。今、改憲が話題になってる。
戦争放棄。中学校で習った。インターネットで調べると思ってたより全然短い。
さて、まず、読む。
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第9条
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
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だってさ。これだけ。これだけが戦争しない国の約束ごとなのだ。なんだかすごく頼りない。
「2」って頭にある文章は「第2項」で、その前の部分が「第1項」なのです。ほんとにこれだけ。
国同士の争いごとに、戦争を使わないってことだよな。威嚇もしない。そのために、軍隊を持たない。ってことだ。よね。
とても、いい。これは本物の理想だと思う。これを願わない人間がいるのか。
できれば全ての国がこうであってほしい。すげーじゃん日本。国際平和、希求しようぜ
。日本国民。ぜひとも。
でも、よく考えると、日本は軍隊らしきものを持ってる。多分、戦争にも参加してる(とイラクの人は思ってる。で日本の若者が殺されたことがあった)。
で、今、この9条の危機。現状に合わないんだそうだ。日本は軍隊みたいの持ってるし、米軍もいてその力で他の国から攻撃されないですんでる。ということなのかな。
「他の国から攻撃されるかも」という問題を、軍隊の力で解決しようとしてる。
いつのまにか憲法違反みんなでしてるってことか。だから変えようと…。
せっかく9条に争いごとは戦争以外のやり方でどうにかしようぜって、決めてるのにな。ほんとに問題おきたら、もう憲法変えるとこまでいっちゃうのか。
すごい国だ。現実とは思えない。どこか遠い国の昔の歴史みたい…。やっぱりあんまりすごくないな。日本…。平和だと思ってたのに。
キープするの難しくても、後戻りは避けたいのです。
まず憲法守れる国にならないと、改正しても仕方ない気がしませんか。
なんか、「土台」やばそうな感じです。
考えさせてくれて、ありがとう。憲法記念日よ。
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2006.5.2 tue
定休日。
明日から始まる沖縄国際大学の写真部4人の写真展の搬入がありました。
4人とも個性的です。なんと言えばいいか。「素の個性」があるように感じます。素敵です。
いろいろ「うまく」できるようになった大人の皆さん。ちょっと眺めてみてほしい。
来週の月曜まで。
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2006.4.30 sun
SKA69のライブ。
写真がないのが残念ですが、ほんとに楽しいライブでした。
SKA69のみなさん、かっこよすぎです。
そしてお客さん、なんて素直なんですか。
あとスタッフ、仕事忘れて楽しんでたでしょ。…まあ、僕もか。
最高でしたよ。ありがとう。
いろんなお客さんが来てくれてたのが良かったなと思いました。
こういう音楽の楽しみ方を、これからもみんなでつくっていきたいと思います。
ところで、最近写真がないのは、カメラを落として壊してしまったからである。修理中。
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2006.4.29 sat
新しいスタッフが決まった。
ほんとに一緒に働きたかったけど、雇える人数に限りがあるmofgmonaは、たくさんの人にお断りの連絡をした。
素晴らしい人が皆働けるくらいのお店になってみたいと思う。
ほんとにありがとう。そして申し訳ないです。
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2006.4.25 tue
定休日。
夕方、暗くなるぎりぎりの時間帯に恩納村真栄田岬の海に潜ってきた。
少し波あり。
誰もいない。
水深10mくらいのところで下を向いていると、あたりがさーっと暗くなる。
ああ。雨雲が上にかかったと思う。これほどくっきりと暗くなる雨雲は、雷が怖いなと思う。
と思って海面を見上げると、海面が見えない。
見える範囲いっぱいの小さな魚の大きな群れ。
ミジュンだと思う。
しばらく見てると、群れの端が見えてきて、今度はさーっと明るくなる。
減圧停止したら、今日はもう上がろうと思う。
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2006.4.24 mon
ガラス工房清天の新しいうつわを受け取りに行ってきた。
相変わらずシンプルなラインと透明が素敵だ。
そしてここの「兄ちゃんたち」は、いつもくったくなくて楽しそうでそれでいてやっぱり職人で、素敵だ。
このうつわ、とくにmofgmona no zakkaコラボで作ってもらってるうつわをmofgmonaに取り入れられないかなと思う。
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2006.4.22 sat
スタッフ募集に集まってくださった皆さんと面接の日々。
おこがましい。
ほんとにありがとうと思う。
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2006.4.18 tue
中村かおりさんの個展に併せて、ライブ[目を瞑る]がありました。
「人は幸せな時目を瞑ると思うのです。」(中村かおりさん製作のフライヤーより)
受付はこの人。
中村かおりさん自ら、受付をしていました。
だんだんと人が集まります。なんだか親密な空気です。
陶と音楽で遊びます。
ケイドロック。
みんな聞き入っています。
石田百平くん。
ヤマネマキさんと雄太くん
かおりさんの白い陶とライブがmofgmonaの空間で混ざります。
ほんとに「目を瞑」ってるひとがたくさんいました。
なにしろみんな楽しそうで、こちらまで親密な気持ちにさせてもらいました。mofgmonaでやってくれたことに感謝です。
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2006.4.15 sat
妄想って大事です。
久しぶりにドライブに行きました。
つまり、ただ車を走らせるためだけに車を走らせる、という考えてみれば環境にもお財布にも悪い行為をしてきました。
聖徳太子は10人の質問にいっぺんに対応できたっていうけど、僕はだめです。2つか3つ、それ以上になると自分がいくつの課題を抱えているのか把握できなくなるような人間です。しまいにはその課題の存在すら忘れて、どっかに置き去りにしてしまうこともしばしばです。
そんなわけで、ここ最近の僕は、自分の無能さのおかげでいつも何かに追われてるようなそんな気分のことが多いのです。そういうときは、よくない。仕事してるつもりでも、いい仕事はできてない。少なくとも、そんな風に自分の仕事をしたくない。
気持ちを切り替えようとする。でも、現実に目の前に「これがあんたの仕事だよ。」と置いてある。
あせんな。と思う。全ては妄想から始まったことだろ。と。何年か前の自分やほんとに親しい人の妄想から始まったことだ。と。
妄想をよく見て、できるだけ細部までよく見て、観察して、記憶して(場合によっては記録して)、妄想の中の一つの事柄について、妄想内でその必然性を確かめていって、それをそっと現実と置き換える…。僕の仕事はそういうことから始まったんだ。
車を運転してるとき、妄想が起こる。いくつも起こる。ほとんどは役に立たない。でも、たまに現実に置き換えられる妄想が起こる。目の前の仕事を片付けるのに、適した妄想。
できれば、全ての仕事をそういうふうに片付けたい。と、思う。
環境に悪いドライブ以外の方法って何かありますか。
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2006.4.14 fri
mofgmona店内では、中村かおりさんの個展[kyoukaisen
wo oyogu]が行なわれています。
白いうつわ。
中村さんのうつわは、繊細です。一つ一つラインが違う。
頭で考えることよりも、中村さんのそのときの呼吸、鼓動、感情。そのラインを産み出した瞬間のそういうものが、そのときにしか作れないラインを中村さんに作らせてる。
中村さんは自然とそれを捉える才能のある人なのだと感じます。
たくさんの花。
さ来週の月曜まで、ひっそりと中村さんの作品が迎えてくれます。
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2006.4.11 tue
定休日。
中村かおりさんの個展[kyoukaisen wo oyogu]の搬入がありました。
そのうつわ、…ほしいです。
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2006.4.10 mon
東京から取材がありました。
その雑誌のライターさんは以前にmofmgonaに来たことがあったそうで、今回沖縄の特集で、mofgmonaのことを思い出してくれたんだそうです。
僕はいつも余計なことをたくさんしゃべって、どうも後悔する…。
何かのお役に立ってるんだろうか。
まあいいか。
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2006.4.8 sun
今日はおばあが草刈りをしていました。
働き者です。
鎌でさくさく刈ってました。話しを聞くと、ここは自分の通り道で安全に歩くために草を刈っているのだそうです。
なんかこの日誌、おばあの登場率が高い気がする…。
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2006.4.7 fri
あ。そういえば、以前のモフモナ日誌におばあがくれた草の写真が出てきていましたが、それを見た方から「せり」ではないでしょうかというメールをいただきました。
なるほど。せりっぽいです。
なんですが、水辺に生えているわけでもなく、姿形も微妙に違う気がします。
というわけで、もう一回、今度は実際に庭に生えてるものを写真に撮ってきました。
しかも、無駄にでかい写真です。
そしたら、なんと花が咲いていました。なんですか。これ。やっぱりせりですか。
せりの沖縄バージョンなんでしょうか。
何か知ってる方、メールください。暇ならね。
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2006.4.6 thu
mofgmona no zakkaに新しい棚を作った。
わりと。
良い感じです。
時間の経過とともに、mofgmona no zakkaで取り扱う作品の数(というか種類)が増えてきたので、新しく棚を作りました。
うーん、良いうつわを置くと絵になるなあ…。と独りで感心。
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2006.4.4 tue
定休日。
北谷の海岸に行ったら、おじさんの上に線香花火が落ちそうになってた。
にげてー!!!
…良い天気の1日でした。
奇遇にも宗像堂ファミリーも同じ海岸に来ていましたよ。
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2006.3.31 fri
mofgmonaの友人で、カワラヤで展示もされたことがある写真家の「はあこ」さん&SKA69のモリさんがお仕事でBIGINの栄昇さんの撮影をカワラヤで行なった。
撮影中。
カワラヤの中に座ってるのが栄昇さん。はだしで縁側にいるのがはあこさん。
栄昇さんはイメージそのままのいい感じの方でした。
しかし、カワラヤよ。お前はこんな使い方もあったのだな。はあこさんモリさん、ありがとう。
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2006.3.28 tue
定休日。
家の外になんだかよくわからない植物が生えている。
ずっと前から。引越してきたときには、小さいながらも既に生えていた。
この植物がここ数年、花を満開につける。
なんなの。
そして、夜になるとこの花から、強い香りが漂ってくる。漂ってくるなんてもんじゃないか。このあたり一帯にこの花の香りが充満する。すぐ横がうちの窓で換気扇も近いので、家の中に入ってもこの香りがふわーっと漂っている。
嫌な匂いじゃない。甘く濃厚な香り。何かのフルーツみたいな香り。
なんだろう。
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2006.3.25 sat
うちの猫が。
あのさ。
遅い朝。起きてリビングに行ってみると、この状況…。
確かにその場所はあったかいだろうけど、良い感じに光が入ってきて気持ち良いのはわかるけど。
そこは人間様がお食事だのなんだのするところなんでございますよ。
知ってるはずなんだけどなあ。いつも怒られてるはずなんだけどなあ。
今日に限っては、あまりにも堂々とした態度。薄く目を開けてこちらを見て、「僕らは猫として当然の権利を享受しているだけなのである。君。憲法第11条の基本的猫権について読み直してみたまえ。」とでも言いたげに、まったく力の入っていないその体を横たえるばかり。
僕も2対1ということもあり、あまりに悠々毅然としたその態度に気圧されて、寝起きの頭を整理できない。
もし自分の体が猫くらいの大きさなら、ぜひ君らの間に入って一緒に昼寝したい。ぜひとも。ぜひとも基本的猫権を享受したい。
何分見てたかな…。完全に怒るタイミングを失ってしまった僕は、今日一日の最初の仕事として、この2匹の猫たちの教育に嫌々挑んだのです。
わりーね。猫たち。やっぱそこは僕らの場所なんだ。
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2006.3.21 tue
今日はmofgmonaのカワラヤで、沖縄草木染めのみちくささんのワークショップがありました。
真剣。
みちくささんは、知念さん夫妻が本部の自宅兼工房にて主に草木染めのてぬぐいを製作していて、mofgmona
no zakkaでも取り扱わさせていただいています。最近では手さげやトートバッグなんかも作っています。このワークショップでは、参加した皆さんはてぬぐいの染色を体験しました。
染色に使う材料は沖縄の草木を使用していて、今回は福木という沖縄では古くから家の周りに防風防潮のために植えられている木を使っていました。今でも街路樹や、古い集落に行くとよく見られます。この木の皮を煮出して使うのですね。
実際に染める前に「しぼり」の作業があって、みんな思い思いにビニール紐でてぬぐいのあちこちを縛っていきます。この縛られた部分が染色されずに白く残り、最後に模様になるのです。…センスが問われます。
この作業は、ほんとに性格が出るみたい。すぐに終わっちゃう人もいれば最後まで凝った模様を作り続ける人もいます。
同じ染料でも触媒の種類によって色が全然変わってきます。今回の触媒は鉄とみょうばん。
きれいです。
しばし出来栄えを眺める。
黄色っぽいのはみょうばんで、茶色っぽいのが鉄です。
なかなか思ったようには行きませんが、それなりに自分の個性が出てきてしまうので、出来上がってみるとやはり十人十色。千差万別。ずらーっと並んだてぬぐいが賑やかで、カワラヤが喜んでるみたいです。それにしても…、かなり上出来です。
途中で、お昼ごはんもみんなで食べました。おにぎり(mofgmonaで用意したものの他に、近くの沖縄そば「ぐるぐる」さんが自慢のじゅーしーおにぎりを差し入れしてくれました。ありがとう!)に、豚汁、それにこれも差し入れのふき味噌(これうまい!)、なぜか北海道から送ってもらった獲れたばかりのホタテのグリル。
くもりのち雨の天気予報も、ぎりぎりセーフで雨は避けられ、最後はみんな自分の作ったてぬぐいを持って帰りました。参加者のみなさんお疲れ様でした。
このワークショップはなんだか知念夫妻の性格もあり、のんびりゆったりした時間をすごすことができます。また夏にでも(もしかするともっと早く?)やっていただけると思います。お楽しみに。
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2006.3.20 mon
カウンターがもうすぐ3000になる…。すごいな。
おお。
びっくりです。
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2006.3.17 fri
読谷方面の工房さんを何軒かまわってきました。
特に北窯は業者向けの窯だしで、これに初めて参加してきました。参加してきたんですが、他の業者さんたちのすさまじい(失礼?)買い付けぶりに終始圧倒され、想像以上の短時間で終わっていく買い付けタイムに最後まであっけにとられていました。うーん、北窯って人気あるんですね。次はもっと上手にやってみよう。
まあそれでもmofgmona no zakkaとしては、少しではありますが選りすぐりのうつわたちを仕入れてきましたので、お暇なときにのぞきに来てください。
さらに山ひつじ舎のうつわも入ってきましたよ。こちらは個人的な関係も深い(ですよね?)ので、いつものようにゆっくりのんびり、うつわを仕入れてきました。
さらにさらにmofgmona no zakkaとしては新しいガラスの工房さん、日月(ひづき)さんのうつわも扱わせていただくことになりました。…とても良いです。あまり多くは言葉にしないほうがいいはず。ぜひ一度見に来てください。
というわけで、mofgmona no zakka、ただいまわりと賑やかです。
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2006.3.16 thu
今日は、毎年この時期になると歓送迎会でmofgmonaを利用してくれる某飲食店の大きなパーティーがありました。もう3年目だ。
貸切パーティー。
予定よりも参加人数が増えて、最終的には65名さまの大きなパーティーでした。mofgmonaキッチンはフル稼働。若い方が多いので、料理をいっぱいつくってもどんどん食べてくれます。
どんどんつくってどんどん食べる。
作るほうは大変だけどすごく気持ちが良いのです。熱々の料理をテーブルに持っていくと歓声があがります。…なんか楽しかったなあ。
来年もまたどうぞ…。楽しみにしてます。
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2006.3.14 tue
去り行くスタッフの送別会をしました。
笑ってます。
4月から大学の卒業とともに沖縄から出て行ったりしてmofgmonaを去っていくスタッフたちがいます。
誕生日もついでに…。
考えてみると、去年の2月に初めて人を雇って以来、立ち上げメンバー以外で初めての退職です。mofgmonaの仕事はほんとに時給も安くてきっと肉体的にもきつい仕事だったと思いますが、やめていくスタッフにはここまでやってくれてとてもとても感謝しています。スタッフからも刺激をたくさんもらいました。自分は最高に運の良い店主だと思います。
それぞれ別の方向に進んでいくと思いますが、きっとこれからもいろんな形でつながっていくんだろうなと思います。
お疲れさま。
どうもありがとう。
これからもよろしく。
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2006.3.13 mon
行ってきましたね。やっとこさ。確定申告。
既に込んでました。この間、同じ税務署にいったときはがらがらだったのに、人が溢れんばかりになってました。
なんだかいろいろ準備していったにも関わらず、ほとんどチェックされずにすんなりと受理されました。自分にかかった時間は1分たらずなんではないでしょうか。まあ、行列ができてるんで、税務署の方もいっぱいいっぱいなのかもしれません。せっかく、出納帳だの、領収書の束だの整理して持っていったのに見てもくれないのね。
まあいいです。とにかく終わりました。来年からはもっとうまくできると思うな。
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2006.3.12 sun
雨が。
日曜日。
mofgmonaの開店準備していると、唐突にどしゃぶりの雨が降ってきました。
こういうのって、ちょっと夏っぽいです。窓から眺める。
豪雨、そして強い風。前線通過中かな。
と思ってると、コーヒーのいい香り。アイスコーヒーを仕込む香り。誰にも気づかれない。ささやかな幸せ。説明不可。
言い方を考える。自分で生み出したような。誰かがくれたような。偶然が重なったような。幸せな状況。
でもすぐ過ぎていった。
今日もたくさんのお客様。本当に本当にありがとう。
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2006.3.11 sat
昨日、mofgmona史上初のパーティーメニューのテイクアウトをやりました。
勿論、前もって予約いただいていたんですが、何せ初めてのことだったので、これはどうすればいいだろう、あれはどうすればいいだろうと立ち止まり考えることしばしばでした。容器の使い捨てはできるだけ避けたいとのお客様のご要望もあり、うつわはどうすればいいのかとか、傷みやすいものは避けようとか、熱いものはできるだけ熱いまま、冷たいものはできるだけ冷たいままなど普段の営業とは違う気使いがいろいろ必要でした。
香草とプロシュートのサラダ。
トマトとカッテージチーズのカプレーゼ。
2種のディップのブルスケッタ。
ホールチキンのハーブロースト。
魚介のトマトソースドリア。
高菜と搾菜のじゃこ混ぜご飯。
ケーキ。
なんとか受取の時間に間に合わせましたが、ぎりぎりでしたね。「mofgmonaの料理たちよ。行ってこいよー。なんとかがんばってみんなを喜ばせてくるんだぞー。」っていう感じです。
そしたら今日、僕がいないときにお客様からうつわなどの返却があって、しかも菓子折りつき!なんだかうちの料理たちはちゃんと活躍できたみたいで、お客様にも喜んでいただけたいみたいでした。食べてくださった皆さん!ほんとうにどうもありがとう!
こういうのって引き受けるときに結構悩むんですが、やってみるとやっぱりなんか得るものはありますね。今回のはまあ言うほどたいしたことじゃありませんが(mofgmonaにとってはたいしたことですが)、新しいことをやるっていうのはちょっと勇気がいるものです。でも、なんとか乗り越えると少し世界が広がるんですね。改めて確認です。
よし!来い!テイクアウト!!
…まあそんなにはありませんよね。
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2006.3.9 thu
family slowとヤマネマキちゃんのミニゲリライブがありました。
カワラヤが楽屋代わりです。
family slowのひろとくんは、とてもおだやかーで成り行きに身をまかせる、それでいて周りも自分もいつのまにかゆったりとした気持ちにさせ幸せな気持ちにさせてくれる不思議な雰囲気を持った人でした。ヤマネマキちゃんとちょっと通じるところがある気がします。
いい雰囲気です。
ひろとくんは、「うたがどっかから降ってくる。自分の力じゃない気がする。」と笑いながら言っていました。
最後は仲良く。
急だったにも関わらず、二人のライブを見に結構な数のお客さんが集まり、終始和やかなゲリラライブになりました。
ありがとう。ぜひまた遊びに来てください…。
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2006.3.8 wed
おばあから、草をいただいた。
ねつさまし。
mofgmona no zakkaに出勤したら、庭でおばあが草を集めていた。何を集めているのか聞くと「ごうさん、食べるか!?」と言う。聞くと、食べられる草が庭に雑草のようにはえていたので、それを集めていたらしい。
「ねつさましと言ったけどね!うー…、忘れた!ねつさましと言ったけどね、んー…忘れたよ!」
草の名前が思い出せないらしい。「ねつさまし」か。薬なのかと聞くと。「ねつさましぃ!」と言う。「ねつさまし」。かじってみると、イタリアンパセリかくせのないセロリのような風味。
うちに持って帰って、おばあに教わったとおり、いただいた草のほとんどを油で炒めて、豆腐とツナでチャンプルーにした。それ以外の少しを味噌汁に入れていただいた。うまかった。
おばあ。まだこの草の名前思い出せんかね…。気になるよ。
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2006.3.5 sun
行ってきましたよ。県民総決起大会。
35000人か。
多いのか少ないのかわかりませんが、とてもたくさんの人でした。
そんなの知らないよという方のために、一言で説明すると、宜野湾市にある普天間飛行場(mofgmonaの近所です)を名護市の辺野古の沿岸(今米軍のキャンプもある。行ったことあるけど、とても海がきれいないいところ。勿論人も住んでます。)に移設するのは駄目だと思う人が大集合する集まりなわけです(自分解釈)。詳しいことは新聞でも読んでください。
2004年の夏に、mofgmonaの近所に米軍のヘリが落ちてから(まじです)、ときどき何が正しいことなのかいろいろと考えてしまいます。そんなわけで、やはり宜野湾市で行なわれたこの大会に行ってみたのです。mofgmonaの営業はみんなに任せて、ひとりで行ってきましたよ。
なんというか会場の前のほうは、年配の方々が多い気がする。〇〇党とか〇〇組合とか〇〇の会とか、そういう旗のもとに(実際旗を上げているんですね)集まったらしい方々が前のほうに陣取っていました。こういう方々の年齢層はわりと高めなんですね。
後ろのほうに行くとカップルだったり、友達連れだったり、家族連れだったりする比較的若い人たちが中心のほうを見つめています。が、若い人はやはり少ない気がします。
こういうのはきっと人数が大事なんだと思う。35000人という数字は正直思ったより多いけど、なんかあの後ろのほうにいた人たちが(つまりは何にも組織的じゃない人たちが)もっともっと普通にこんなのに参加していたら、かるーく10万人とかいっちゃたりするんじゃないのかなと思いましたよ。
僕は何が正しいのか、今でもはっきりと言うことができません。でも、あの場所にこの普天間飛行場を持っていくのは、またひとつ嫌な問題を僕らが住む沖縄が抱え込むだけだと思うのです(が、よくわからない)。
何が正しいか…。
…なんで誰かが嫌がることを。
…軍隊ってほんとに必要なのか。
…この時代ってけっこう不完全。
…悲しみ知らずの時代はいつくんの。
…ちょっとくらい前進させたいな。
どうすりゃいいのかね。
(この日誌読み返してみたけど、うーん、いつにも増して支離滅裂で申し訳ないです。)
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2006.3.4 sat
なぜか肌寒い沖縄の春です。
夜のmofgmona。
今日は、夕方にゆっくりな時間がありましたが、夜になってから急激に忙しくなり気がついたら満席になっていました。かなりお待たせしてしまったと思います。長々とお待ちいただいたお客様、ほんとに申し訳ありませんでした。
3月だというのにこの肌寒さは何なんでしょうか。この季節にまさかのストーブ使用でした。
…ああ。確定申告しに行かなきゃ。自営業者の皆様、申告準備お疲れ様です。こんなに申告の作業が大変とは知りませんでした。こんなことやらずに好きな仕事だけできればいいのに…。ってそんなことは言っちゃいけませんね。税金の使い道は納得できないところがあっても、納税は義務ですもんね。まあたいして納税できませんが。ほんとに。
いつか国に「もういいです。そんなにはいりません」って断られるくらい納税してみたいものです。…一生無理だな。
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2006.2.26 sun
夜、mofgmona no zakkaを真っ暗にしてみた。
キャンドルの灯。
まあ暇だったってのもあるけど、椿の羽のキャンドル見てたら、この灯りだけのmofgmona
no zakkaを見たくなったってのもあり、そんな真っ暗な雑貨屋さんにお客さんが入るんだろうか入ってくれたらすごいなあと思ったら、なんか一人なんだけどやらずにはいられない雰囲気になってしまったのだ。この閉店間際の30分、そういう店でもいいかなと思ってしまったのだ。
とりあえず、一番奥の棚の灯りだけ残してあと全部消してみました。外の照明も中を明るくしてしまうので消しました。で、キャンドルを真ん中のテーブルに外からも見えるように置きました。なかなかいい雰囲気です。
外に出てみると、なんか雑貨屋さんというよりは、もともと普通の民家でもあるのでちょっとしたお化け屋敷みたいな感じです。お化け屋敷からなぜかキューバ音楽が流れてくるという感じです。それでも「オープン」のふだは出てる。うーん入ってくる人がいたらすごいなと思いながら、中で待ちます。キャンドルの炎がきれいです。
商品のうつわを見ると近づいて見ても暗くてよくわかりません。値札の文字も良く分かりません。…なんかだんだん不安になってきました。これでお客さんが入ってきたら何て言えばいいのかと。「いらっしゃいませ」でいいのか。「どうしたんですか?」と聞かれたら何て答えればいいのか。でも、ちょっと考えて、もしそう聞かれたら「…節電です。」と答えて、なんとなくまた灯りをつければいいじゃないかと思った。そう思ったらちょっと安心して、また状況が楽しくなってきた。
お湯を沸かす。ガスの炎が青い。
…気づいた。もしかして今この店は「世界で一番暗い雑貨屋」なのではと。やったー。世界一!金メダル!イナバウアー!
ほんとにどうでもいいことを考えますね。人間は。
などど思ってたら、あっという間に閉店時間。うーんやっぱり誰も入ってこなかった。暇だからかなのか、真っ暗だからなのか、その両方なのか…。
もし、あなたがmofgmona no zakkaに営業時間中に行って真っ暗で中にキャンドルの灯りが見えたら勇気を出して入って来て下さい。その雑貨屋は開いています。「世界で一番暗い雑貨屋」としてまじめに営業中なのです(多分もうやらないけど)。
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2006.2.24 fri
mofgmonaのカワラヤにてワークショップ「ミツバチの世界をのぞいてみよう」が行なわれました。
先生のうずハチさんとハチと巣箱。
ミツバチのことをいろいろ教えてくれたのは「うずハチ幸弘」さん。とても気さくに楽しく教えてくださいました。参加した子供たちも興味津々。大人も興味津々。
カワラヤの庭に置かれたこの巣箱から、飛び立ってミツバチたちはこの周辺の花や水場を探すのです。たまたま水場は庭の中にあり、そこにはたくさんのハチが水を飲みにやって来ていました。刺されるのが嫌だなと思ってたんですが、うずハチさんによると、巣から離れたミツバチが攻撃してくることは滅多にないそうで、水を飲んでいるミツバチを触ってもまず大丈夫とのこと。一生懸命水を飲むミツバチの背中をおそるおそる触ってみると確かに逃げもしないし刺しもしない。意外に柔らかいふわっとした感触が指に残りました。
蜜蝋キャンドルづくりは、大人も子供も夢中です。いや、ほんとにはまります。で、いっぱいつくったキャンドルに火を灯し、近藤ヒロミさんのミニライブ(なんとうずハチさんもムビラで参加)。きれいなキャンドルの灯りとムビラの演奏にカワラヤが包まれ、なんだか夢のような気持ちのいい世界でした。
また来年の冬にも是非来てほしいと思います。
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2006.2.19 sun
昨日今日と、mofgmonaとmofgmona no zakkaには県外から来られたお客さんが結構いました。
うーん。今、観光シーズンなんですかね。なんででしょう。あ、そのうちの一人の方は阪神ファンだということでキャンプを見に沖縄に来たとおっしゃってました。なるほど。そういうのもあるのですね。プロ野球とmofgmonaも無関係ではないのです。いずれにせよ、わざわざ足を運んでいただき本当にありがたいです。
フタマグ。
mofgmona no zakkaでは、先週入った増田良平さんの器が早速人気です。来週にも入ってくる予定なのでこれも楽しみ。今はちょうど、作品がまとめて入ってくる前の段階で、全体的に品薄な感じも否めませんがこれからを楽しみにしたいところです。
…雨ですな。
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2006.2.15 wed
今年初めて潜ってきた。
上がると夕日だった。
だいぶあったかくなってきたので、北谷町砂辺の海岸に潜りに行ってきた。
まだ水は冷たいのだろうと思ったけど、ツーピースのウェット上下にフードもかぶってたら全然寒くならなかった。水深10mくらいのリーフエッジに腰掛けて外を見る。
グルクンの群れやクルクマーが何匹か通り過ぎる。どこまでも続く外海を眺めながら、まさかクジラは来ないよなと思う。来るはずない。でも想像してちょっとどきりとする。クジラがもし目の前に来たら僕は冷静でいられるんだろうかと思う。冷静でいたらきっと楽しいだろうなと思う。でも来るはずない。
そう想像する目はとてもスケールが大きくなっている。振り向くと、小さな魚たちがソフトコーラルの上を泳いでいる。まだどの魚も繁殖の季節ではないみたいに見える。もっとじっと見ると、サンゴの隙間にももっと小さな生き物たちが見える。サンゴガニや小さなエビ。もっとじっと見ると、マスクの目の前の海中にいろいろな形の透明なプランクトンが見える。
何も持たずに何もしないでひとり海にいる。海の中はそこにいるだけで、まるで劇場みたいだ。博物館みたいで公園みたいで街みたいだ。散歩。
海の中でどうしたらいいか困ったときは、取りあえずリーフにいる魚に合わせる。リーフから離れる大きな魚には合わせられない。人間は大きいけど、多分海の中では小さな魚くらいの移動能力しかない。
エアが無くなって海から上がる。
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2006.2.13 mon
今日、にわとりを捕まえた。
人懐っこい。
mofgmonaの近所を車で走ってたら、にわとりが歩いていた。前にもご近所さんのにわとりが逃げ出したことがあったので、多分まただなと思い捕まえた。
買い物の途中だったのでしばらく一緒に車に乗っていたが、こいつがとても人懐っこい。運転席と助手席の間の物入れの上に座ってじっとしている。「こー」と低く鳴く。こー。運転しながら、僕も返事をしてみる(するだろもちろん)。会話にならない。体を触る。羽が柔らかい。すべすべした感じ。触っても嫌がらない。走り出すとやや興奮。買い物先の駐車場で女性に笑われる。
mofgmonaに着いて、にわとり抱えてご近所さんちに行ってみる。ご近所さんはにわとりが居なくなったことには気づいてなかったけど、こいつを見たらすぐに自分のうちのにわとりだとわかった。
さよならにわとり。また脱走したら、捕まえてやるよ。
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ジュールクニチー。だよね。旧暦の一月十六日。あの世のお正月だそうです。
旧暦を気にすると月の満ち欠けと連動していることがよくわかる。今日はきれいな満月だった。天気も良かったので、mofgmonaで流している映像の素材にしようと思いビデオカメラで撮影した。
あの世の人々よ。良い天気で月もきれいで、いーしょーがちやいびーんやー。
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2006.2.9 fri
昨日あたりから、また冷え込んできた。
昨晩、お客さんから、寒いので暖房の温度を上げてくれまいかと言われた。ストーブの炎調節つまみは最高だったので、とりあえずひざ掛けを渡した。そういうわけで、今日のオープン前、mofgmonaにストーブを一台増やした。
だいぶあったかい。
桜はもう咲き終わってすでに若葉で覆われている木もあるくらいなのに、また寒くなりました。猫もベッドに入れてくれと寝室の扉を引っ掻いていた。セーターはもう仕舞おうかと思ってたけど、ここ数日着っぱなし。海に行こうか潜ろうかという気持ちも萎えました。
そうだな。春までもう少し。
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2006.2.5 sun
haoのミニライブがありました。
5曲ほど。
アルトサックス、バリトンサックス、ピアニカ、ジャンベの編成です。普段はこの編成にトロンボーンも加わります。切ないような、懐かしいような、それでいてずーっと楽しい音楽がmofgmonaを包みます。
こんな形の突然のライブは、haoは前にもmofgmonaでやっています。またそのうちやってくれるはず。やっぱり楽しいは。hao。
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2006.1.30 mon
沖縄スタイルさんの取材を受けた。
沖縄スタイルの別冊で沖縄に移住を計画している方に向けて沖縄で働くことについての雑誌が出るということです。その中で沖縄でお店を始めた人の記事があり、その一人として取材していただいたわけです。
つまりですね、これから移住してこられてお店をやろうとしている方々に対して何某かの参考になると思われての取材なわけです。…ちょっとがんばりました。少ない経験の中から少しでも参考になるようなことがあればと思い、いろいろ思い出しながらお話ししました。でもまああまり参考にはならないだろうと思われます。なんというか僕の場合はあまりに個人的な作業でもあるし、ほんとにちっぽけなお店だし。
でもこういう取材を受けるというのはうれしいことでもあるし、何より勉強になります。質問に答えながら、mofgmonaにとって何が大事なのかを僕のなかでより真剣に考えるきっかけをもらっている感じなのです。そういうことを人に言葉で伝えるというのはありそうであまりない時間です。
取材を思い返すと、伝えたいことがきちんと伝えられなかった部分がたくさんありますが、それも含めて今の自分に欠けているところを知ることができます。きっと、できあがった記事を自分でみたときに歯がゆい思いをすることになるだろうなと今から想像できます。そんな歯がゆさもまた、自分を成長させてくれる良い経験になるといいなと思います。
取材の中で、僕自身発見したことの一つ。お店をやることは手紙を書くことに似ている。
ね。参考にならなさそうでしょ。
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2006.1.28 sat
今夜は結婚式の2次会で貸切パーティーでした。おめでとう!
ウェディングケーキ。
新郎新婦さまが大の沖縄好きだそうで、県外から結婚式を挙げるためにみんなでこちらにいらして披露宴を終えてからの2次会でmofgmonaを使っていただきました。
幹事さんとはずいぶん前からメールなどで連絡を取り合い、現場にいらっしゃれない分とても準備を丁寧にされているなという印象でした。実際にお会いしたときも何度も連絡を取り合っていたために初対面という感じがしませんでした。
とても楽しい良いパーティーでした。スタッフも楽しんでしまうくらい…。
新郎新婦さま、本当におめでとうございます。これからも沖縄に遊びに来てくださいね。お幸せに。
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2006.1.27 fri
慶良間諸島周辺の海にクジラを見に行きました。
大きいです。
毎年12月の下旬頃から3月頃まで沖縄の海にはザトウクジラが集まってきます。ガイドの方に聞いたところによると毎年集まるクジラは300頭ほどになるそうです。子育てのために集まってくると言われています。那覇の漁港から船で1時間くらいのところです。
あの大きな生き物が、たった今も、僕がこうしてパソコンに向かっているこの夜にも、暗くて大きな海の中を悠々と過ごしているかと思うと、とても不思議な気がします。もし、あのクジラが居る海にこの机からワープしてポチャンと落とされたら、目の前に暗い海と日常を過ごしているザトウクジラの親子がいるはずなのです。想像。でもリアル。
まあワープはともかく、船の免許でも持って小さな船でも持って、思い立った夜に散歩するみたいに船に乗ってクジラに会いに行く。そんなことが実はやろうと思えばできてしまうのが、ここ沖縄なのだなあと改めて思いました。
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2006.1.19 thu
桜が咲いているのをよく見るようになった。
自宅のお隣さんちの桜。
外に出ると湿った暖かい風が吹いている。癖になってた首に巻く布を取る。
まさかこのまま春じゃないよな。
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2006.1.15 sun
なんだか暖かくなってきた。
1月の日曜日。
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2006.1.8 sun
「餅つき」をしました。
mofgmonaがオープンするずっと前から自宅でやっている毎年恒例の「餅つき」は今年で6年目。もともと大学時代の友人たちで始めたこの餅つきは、mofgmonaの関係者のほか、友人たちそれぞれの知人や家族が参加して今では結構大きなイベントになっています。
「何」餅でいこうか。
午後3時頃からつき始めて、夜の12時近くまでやってました。
このイベントは、みんな働きます。
いい感じです。
沖縄という土地柄もあり、大人でも生まれて初めてもちを搗く人も少なくありません。最初は慣れた人たちでどんどん搗いていきますが、何臼か搗いたら、みんなで順番にもちを搗いていきます。
毎年何か新しいことに挑戦するんですが、今年は玄米のもち米でのもち搗きに挑戦しました。水の浸け加減や蒸し加減、搗き加減など分からないことが多く、今年は勉強のつもりでしたが、いきなり結構おいしくできてしまいました。水に浸けて発芽させた部分のぷちぷち感がもちになっても良い感じに残っていて、味も白いもち米よりも濃く感じました。かなりおいしかったです。来年もきっとまた登場するでしょう。
このイベントのおもしろいところは参加者の多様なところで、普段なら会う可能性がほとんどない人たちが、大学時代の友人たちやmofgmona関係者を通して大勢集まります。もち搗きという沖縄ではちょっと珍しい行事のおかげで、年齢層やお仕事に関係なく幅広く集まるのかもしれません。
で、結局最後はお酒飲んだり歌を歌いだしたり(便利なことにミュージシャンも混じってます)泊まっていく人間も多数でるわけです。
今年は大人だけで60人以上の人が参加しました。
焼き鳥食べてます。
炭火焼の焼き鳥や、お雑煮もおいしかったなあ。いつのまにかカニが焼かれてたのはびっくりしたけど。大福でしょ、きな粉もちでしょ、からし大根に、黒ごままぶし、磯部に、いちご大福。おしるこもあったな。友達の子供が会うたびに大きくなるのがおもしろい。
今年も皆さんに福がきますように。
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2006.1月某日
去年から始めたこのモフモナ日誌も年を越しましたね。ものぐさな自分がこんなこと続けていけるのかと思っていたけど、あまり無理せず書きたいときに書くくらいの楽な姿勢でやってるのが自分に合っていたみたいです。
去年の途中までは、誰かが読む可能性などは考えずに、ただお店や自分の記録という感じで書いていたのですが、ある日googleで「mofgmona」と検索したら自分の書いている日誌が出てきました。アクセスログなるものを調べ、どうやら他にもこの日誌を読んでおられる奇特な方々(すみません)が相当数いるらしいことも判明し、あせりまくりました。
でも結局のところ、このまんまでいくしかないよなと、あっという間に納得して今に至っております。
そんなわけで、この日誌は読んでる人に投げかけているような日もあれば、自分自信の独り言、はたまたただの記録というふうに、その日の気分でスタイルが違っていると思います。読みづらい部分も多くあると思いますが、どうぞお付き合いください。
今年もよろしくお願いします。